Madame Tussauds/マダム・タッソー ラスベガス
Madame Tussauds/マダム・タッソー ラスベガス
まずはアトラクション名として、そのまま使われている「Madame Tussauds/マダム・タッソー」の人物像についてふれてみよう。マダム・マリー・タッソーは、フランスに生まれ、父親の死後、母と共にスイスへ出奔、医師の家政婦として雇われるが、彼の蝋細工による人体模型の製作を手伝うようになり、修行を積む。その後、その精巧な細工の腕を買われた医師と共にフランスへ舞い戻る。蝋細工の講師兼人形作家として、一時はベルサイユ宮殿のお抱えだった時代もあった。が、時はフランス革命、王室との関係からギロチン刑を言い渡されたものの、逆にその細工の手腕のすばらしさによって処刑を逃れたという逸話が残っている。ナポレオン、ロベスピエールといった歴史上の主要人物らとも交流があったと言われ、晩年の地味なルックスからは想像もつかないような波乱万丈の人生を送った女性だった。
18世紀後半からはフィギュア展示や舞台の数多くの巡業をこなし、好評を博していたが、ついに常設を決め、1835年にロンドンに設立したのが始まり。ラスベガスには99年にオープン以来、同じ人物でも期間ごとに入れ替えが行われるなど、常にリニューアルを繰り返し、何度来ても飽きさせない趣向となっている。レディーガガ、マドンナなど、奇抜なファッションで有名なセレブに関しては、かなりの頻度でフィギュアの入れ替えが行われているようだ。ラスベガスをはじめ、世界9都市に常設館を構え、世界各都市の巡業展示も随時行っている。また2013年には東京のお台場にもオープン予定。
アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピット、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)といった一流ハリウッドスターはもちろん、マイケル・ジャクソン、ブリトニー・スピアーズなどの大物ミュージシャン、スポーツ界からはタイガー・ウッズ、シャキール・オニール、またオバマやブッシュ、ケネディなどの歴代大統領、現地ラスベガスからはブルーマン・グループらといった各界の著名人のフィギュアが約100体ほど常時展示されている。写真撮影もウェルカムなのでカメラ持参は必須。ちなみにベガス最新のフィギュアは2012年2月ラスベガスでは初公開となったばかりのセリーヌ・ディオン。彼女のフィギュアには4つの異なる毛色からなる人毛を使用するなど、マダム・タッソーの遺志を継ぎ、リアリズムの追求に関しては、他の追随を許さない。
アトラクション性の高い展示物としては、ウエディングドレスをまとい、チャペルを背景にジョージ・クルーニーと結婚写真が撮影できるコーナー「Marry Clooney/クルーニーと結婚」やポール・ポッツやスーザン・ボイルが発掘された「ブリテンズ・ゴット・タレント」の毒舌プロデューサー、サイモン・コーウェルが批評採点してくれるカラオケコーナーありと、ただフィギュア達との写真撮影だけにとどまらない。
アトラクション名 | Madame Tussauds Las Vegas マダム・タッソー蝋人形館 ラスベガス店 |
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ホテル | Venetian Las Vegas ベネチアン・ラスベガス |
住所 | 3377 Las Vegas Blvd., South Las Vegas, NV, 89109 |
Tel | (702)862-7800 |
営業時間 | 日曜-木曜10AM-9:30PM/ 金曜-土曜10AM-10:30PM 年中無休 |
入場料金 | 一般 $25 7歳-12歳 $15 ネバダ州居住者 $18 6歳以下 無料 (税・劇場手数料別) |
こんな方にGood!: | ・ギャンブル以外で楽しみたい方 ・アート芸術が好きな方 ・家族連れ ・昼間の予定がない方 ・1~2時間の時間つぶしに |