今や世界中に21店舗以上のレストランを展開し日本食フィージョンの先駆け的な存在でもあるNOBU/ノブ。日本人シェフ松久信幸氏と俳優のロバート・デ・ニーロの共同経営でNYにオープンしてから20年余り、今までとはまったく違う新しいフィールドでNOBUの名が世界に広まる事になりそうだ。
今回シーザーズ・パレスに新たに展開するNOBU HotelはNOBUらしく和の伝統とモダンアートの調和を表現し、客室には日本の伝統的書道として筆禅道のアートが飾られ、バスルームには上質のチーク材や石のタイル、 モダンな調度が多用されたりと今までのラスベガスのホテルにはなかったモダン和風の造りになっており、パリのオペラ座やラスベガスのコスモポリタン、ニューヨークのジョン・F・ケネディー国際空港など世界的な建築物のデザインなども手がけている建築・設計の専門家集団ロックウェル・グループがデザインを手がけている。
シーザーズ・パレス内に設けられる180室にも及ぶNOBU Hotelは客室だけでなく、ホテル内には庭園も設計され18部屋用意されているスイートからはストリップと庭園が望めるようになっている。更に日本の旅館のようにチェックイン後の客室では熱い緑茶でくつろいでもらうなどラスベガスらしからぬサービスや男女それぞれの浴衣とスリッパが用意されていたり、高級客室に加え松久氏の料理を24時間ルームサービスで堪能出来るなどまさにNOBU Hotelならではのおもてなしが存分に用意されている。
NOBU Hotelの正式な開業日はまだ未定になっており発表こそされいないが、10月1日よりインターネットを通じて客室の予約販売を開始する事が既に発表されている。NOBU Hotelがラスベガスでどのような反響を受けるのか、今年の冬は各方面からNOBU Hotelに注目が集まりそう。