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　全米で発行されている旅行誌のなかでもダントツの読者数を抱えるTravel+Leisure/トラベル＋レイジャー。毎月発行され、ランキング形式の特集を組んだり全米各地にて人気のレストランやホテルを選出する特集が人気のマガジンだがクレジットカードで有名なアメリカンエクスプレスが親会社となっており、アメリカンエクスプレスのユーザーを中心に集計された口コミや評価は毎回高い注目を浴びている。

　今回の特集ではアメリカ全土にある中華料理屋の中でもっとも人気のあるお店を発表するというもの。現在アメリカにはおよそ4万店以上もの中華料理店があるといわれ、その数はマクドナルドの約3倍にも及びまさに中華料理がアメリカ人の日常食として浸透している様が伺える。そんな4万店以上もある中華料理店の中で高評価を博したのが、ラスベガスのゴールドコースト・カジノにあるPing Pang Pong/ピン・パン・ポン。

　ゴールドコースト・カジノはストリップから2キロほど西に位置し、日本から来られる旅行者の方には馴染みのないホテルだが、近隣の州から車でやってくるアメリカ人やラスベガスに住むローカルにはリーズナブルで好評のホテルでもある。そんなゴールドコースト・カジノ内に2001年にオープンしたピン・パン・ポンはザガットやミシュランなどの大手レストランガイドブックにこそ登場した事はないが、手ごろに本格的な中華料理を楽しめると食事時には列が出来るほどの人気があるレストランとしてローカルでは有名な隠れた名店。

　今回の特集はランキング形式になっておらず、その他にも25店ほど全米の有名店が紹介されているが中には小籠包で有名なディンタイフォン（鼎泰豐）や世界中にレストランを展開するWolfgang Puck/ウォルフガング・パックが手がけるコンテンポラリー中華料理の高級店The Souce/ザ・ソースなど高級店からリーズナブルな個人経営のお店まで幅広くラインナップされている。

　車のない旅行者にはなかなかオフストリップへの移動も楽ではないが、ラスベガスに住むローカル、車で移動が可能な方には是非おススメ。