1996年以来実に17年ぶりにおこっている米政府機関の一時的閉鎖が凡そ10日ぶりに解除される事が決定した。とは言っても民主党と共和党による話し合いは今もまだ解決に至っておらず、根本的な問題解決には至っていないがグランドキャニオン国立公園やニューヨークの自由の女神など、観光客が多く訪れるスポットでは観光客減少による経済的なダメージが懸念されており連邦政府に代わってそれぞれの州が資金を投じて再開するという応急処置が取られることになった。
グランドキャニオンを州のシンボルとして観光にも力を注いでいるアリゾナ州では12日よりグランドキャニオン国立公園のShutdownを解き、自宅待機となっていた職員らが戻って運営にあたる。その他にもザイオン国立公園やアーチーズ国立公園、ブライスキャニオン国立公園などがあるユタ州では一日に凡そ167万ドル(約1億6500億円)もの資金を負担して国立公園の運営を再開する。
しかしながら、財政難といわれるカリフォルニア州では国立公園の中でも人気を誇るヨセミテ国立公園の再開を現時点では決定しておらず、当分は静観の構えを取る模様。
各国立公園の再開はそれぞれの州や国立公園によっても異なるが、グランドキャニオン国立公園など早ければ12日(土曜日)より従業員を仕事場に復帰させ、今までどおり観光客の受け入れを再開する。しかし、この州政府による国立公園の再開も現時点では暫定的な応急処置に過ぎず、12日から18日までの期間限定で行われる為、18日以降も米政府のShutdownが続くようであれば再度公園が閉鎖されることになる。凡その見方では18日までには連邦政府のShutdownが終結するとの見方がつよく、一日も早く国立公園が今までどおり再開されることを願うばかり。
再開される公園 | グランドキャニオン国立公園 アーチーズ国立公園 ザイオン国立公園 ブライスキャニオン国立公園 など |
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再開予定日 | 2013年10月12日より |