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　フジテレビにて放映されていた大人気テレビ番組”料理の鉄人”にて道場六三郎や中村孝明の後を引き継ぎ3代目”和の鉄人”を務めたばかりか、アメリカ版の料理の鉄人”Iron Chef America”にて現在も和の鉄人として活躍する森本正治氏がついにラスベガスに進出する事が発表され、ラスベガス第一弾となる記念すべき店舗はラスベガスストリップの4つ星ホテルMirage/ミラージュに決定。

　10代から料理の道に入り、日本での修業を終えアメリカに渡った森本氏はその後ロバート・デニーロと人気の創作和食レストラン『NOBU』を創業した松久信幸氏の下で総料理長を務め『NOBU』飛躍の影に森本ありとまで言われた実力を兼ね揃えた本物の板前。2001年にフィラデルフィアで自身の店『MORIMOTO』1号店をオープンしてからは、伝統的な日本食とは時にかけ離れたアメリカ人に喜ばれる日本食をコンセプトに現在ではニューヨーク、ハワイなどを含め全世界に7店舗を展開している。

森本氏は「私は今回の新しいレストランをラスベガスに開けるにあたりミラージュと共に仕事を出来る事にとてもワクワクしています。そして、ララスベガスのモリモトを代表するようなメニュー構成やユニークなデザインなど新しい試みも行い、情熱をもって皆様に新しいお料理をご用意したいと思っております。」と語っている。

　世界中に和の食文化を伝道し現在ではラスベガスにホテルを構えるまでになった一大レストランブランド『NOBU』そして、『NOBU』とはまた違った個性的な切り口でアメリカ人に日本の食の楽しみを伝道する『MORIMOTO』。アメリカ人に受け入れやすい料理を提唱しつつも日本人シェフならではの伝統と長年の修行に裏づけされた繊細な技術力は今後ラスベガスに留まらず、新しい日本食レストランの形として世界中に発信されていくだろう。

　現時点では2014年末のオープンとされているが、詳しい日程などは明らかになっておらず工事の進行状況などによって今後明らかになってゆく模様。今年2014年は既に8月に新規オープンを予定している最新ホテルSLS内にもう一つの日本食レストラン『KATSUYA』がオープンする事も決定しており、現在アメリカのセレブの間で人気の日本食レストラン『NOBU』、『MORIMOTO』、『KATSUYA』の3店舗がラスベガスストリップに出揃うことになり、アメリカでの寿司ブームが定着した現在、日本食はグローバルフードへと新しい進化のときを迎えているのかもしれない。