1年で最も賑わいを見せるクリスマスシーズン到来。ラスベガスのクリスマス事情。
11月24日のサンクスギビング(感謝祭)が終わると、今度は12月25日に向かってクリスマス一色となります。プレゼントのためのクリスマス・ショッピングもさることながら、クリスマスを盛り上げる飾り付けもこの時期にスタートします。ラスベガスのストリップは日ごろからクリスマス並みに派手やかですが、ホテル内にはクリスマスツリーがお目見えします。今回はクリスマスという大きなテーマをラスベガスの一般家庭、ストリップ・ホテル、オフストリップでのイベントという多角度からご紹介します。
【一般家庭のクリスマス】
クリスマス・ツリー
ショッピングセンターの駐車場などで、生木のクリスマス・ツリーの販売が始まります。子供の気を引くためにサンタクロースがいたり、ミニ遊園地などを設置する業者もあり、その市場の大きさが伺えます。日本ではクリスマス・ツリーというと、もみの木が一般的ですが、アメリカでは4から6種類の針葉樹の幼木がクリスマス・ツリーとして人気が有るようです。大きさもその場で自在にカットしてくれます。大きいものでは3㍍を超すものもあります。お値段の方は葉の茂り方や全体的にバランスの良いものが値段も高いようです。ダグラス・ファーという中の上程度の種類で高さが2㍍程度のもので、$80-100といったところです。人工の雪を吹き付けてくれるサービスもあります。生木のクリスマス・ツリーは香りも良く雰囲気も良いのですが、枯れて落ちる葉の掃除や、クリスマスが終わった後の処理が面度なこともあり、近年は、精巧でホンモノそっくりの人工のクリスマス・ツリーも人気があるようです。
デコレーション
ツリーにはオーナメント、それ以外にも家の内外にいろいろな飾り付けをします。これらはWALMARTやTARGET、ホームセンター系のお店で感謝祭後に販売の最盛期を迎えます。オーナメントは宗教的な背景もあるので、流行よりは、コンテンポラリーで代々伝わる家族の歴史風なものが多いようです。それ以外に部屋に飾るものもどちらかといえば、プレゼント用の靴下など伝統と儀式としてのクリスマス的なもの、家族の歴史みたいなものをテーマにしたものが多いようです。小さい子供のいる家庭では外にも飾り付けをする家庭が多く、こちらは、明るく楽しく派手に目立つ電飾系のものが中心で、サンタやトナカイといった人形、空気を送り込んで膨らませる巨大エア人形など、ありとあらゆる飾り付けが並びます。電飾のラインライトには流行があるようで、フロスティーと呼ばれる氷をイメージしたもの、アイス・ブルー系の色、そしてLEDと年毎のように変わりました。今年はどんなものが流行なのか、この時期のショッピングはいろんな意味で楽しみです。種類もお値段も日本よりはるかにお求め易いようで、観光客の方が買い求めている姿も良く見かけます。