2010年12月15日に完成予定 Cosmopolitan of Las Vegas (コスモポリタン・オブ・ラスベガス)
2010年ラスベガスの一大イベントでもあるコスモポリタンのオープンが12月15日に決定した。
コスモポリタンはラスベガスストリップのベラージオ・ホテルとモテンテカルロ・ホテル間に位置する高級志向のホテルで、2005年の着工から当初の予定から大きく遅れて今年オープンする。
当初はコンドミニアム、分譲として建設がされていたがその後、コンド・ホテルとしてMarriottが経営を行う事が決定した。
コンド型のホテルとはキッチンや冷蔵庫が管理されており、まるでタイムシェアの一室の様なホテル。
近年ではコンドミニアムの売れ行きが伸びず、ホテル側がしかたなくコンドミニアムをホテルとして使用するケースが多く、コスモポリタンの他にもプラネットハリウッドに隣接しているWest Gate(ウエスト・ゲート)やシティーセンター内のVdara(ヴィダラ)などが挙げられる。
コスモポリタンの特徴は何と言っても、その”高級感”。
ホテル内には凡そ10つもの高級レストランが出店し、どれもビバリーヒルズなどで軒を構える現在流行のブランド・シェフが腕を振るう。
更に、施設内には3つのプールがあり、メインのプールとなる”Boulevard Pool”はコスモポリタンの中央に位置し、ラスベガスストリップを一望出来る作りになっている。
その他にも、小規模なプライベート的なプールとして”Bamboo pool”、現在ラスベガスでも流行っているクラブ型の”Day Club Pool”などが建設されている。
Venetian(ベネチアン)やPalazzo(パラッツォ)などに出店しているTAOグループが手掛ける若者に人気のクラブもオープン予定。
ラスベガスのホテルとして気になるのはやはり、Buffet(バッフェ)。
コスモポリタンにもバッフェは入る予定で、”Wicked Spoon Buffet”と名づけられたバッフェは同じく今年オープンしたAria Hotelのバッフェさながら、高級感を全面に出した物になるとか。
バッフェ以外にも日・中・フレンチ・イタリアンからステーキハウスまで、高級志向のレストランがオープンする。
コスモポリタンが力を入れているのが客室のバルコニー。
2995室ある客室の内、凡そ8割りの部屋にバルコニーが着いており、ラスベガスストリップ沿い、ベラージオ側の部屋からはベラージオの噴水が楽しめる。
更にアップグレードをした部屋からは日本式の深いバスタブに入りながら景色を眺められるように設計もされている。しかし、現在ではベランダの付いていない安い客室でも時期によって金額は大きく変動するものの、$130程~のスタートとなっており、コスモポリタン特有のベランダが付いた客室に関しては$300スタートという中々シビアな金額設定となっている。
今後コスモポリタンのオープンに伴い、ラスベガスの活気回復への期待が高まるが、その一方では同じようなカジノホテル、コンド・ホテルの出現により既存ホテルのカジノ収益減、ホテル稼働率の減少が懸念されているのも事実であり、これによって更にラスベガスのホテルの室料が下るのではないかとも目測もある。
施設名: | Cosmopolitan of Las Vegas コスモポリタン・オブ・ラスベガス |
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場所: | ベラージオ&モンテカルロ間 ラスベガス通り&ハーモン通り |
住所: | 3708 Las Vegas Boulevard Las Vegas, Nevada 89109 |
客室料金: | $125+TAX~ |