LEDやコンピューターグラフィックスなどを使用したモダン作品を多く手がけ、世界的な美術展覧会などでも高い評価を受ける宮島達男氏。彼の作品がラスベガスにてお披露目されるのは今回が初めての事であり、また今回展示される作品”宝塔(HOTO)”は日本、中国以外にて展示されるのもまた初めての事。
今回、宮島氏が手がけた作品”宝塔(HOTO)”は3827個、6色のLED電球を使用し、仏教の教えでもある”命の尊さ”を表現した高さ約5m50cmにも及ぶタワーの形状をした作品。宮島氏はこの作品を通して「全ての人間は個性的であると言うことを伝えたいと思った」と語っており、それぞれデザインや色、形の異なったLEDライトが埋め込まれたタワーからは近代的な技巧を駆使し、遥か昔から今もなお変わらぬ人間の生が感じ取れる作品となっている。
宮島氏の作品が展示されるクリスタルズはラスベガスストリップに面し、ホテルやカジノなどを有する商業施設シティーセンター内の高級ショッピングセンターとして知られており、季節ごとに展示される個性豊かなオブジェなどの芸術作品を楽しむ人も多い。宮島氏の作品は9月22日より展示がスタートし、展示期間は数ヶ月を想定しているとの事。
作品名 | HOTO 宝塔 |
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作者 | Tatsuo Miyajima 宮島 達男 |
展示場所 | シティーセンター内クリスタルズ |
展示開始 | 2015年9月22日 |