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2008年9月に日本一号店が東京・銀座に出店され、オープン当日は約5000人が行列を作り入場制限もされるほどの話題となったH&M。その歴史は長く1947年にスウェーデン中部の都市ヴェステロースで創業した時にはじまる。当時の社名はスウェーデン語で『彼女のもの』を意味する『Hennes』。当時はその名のとおり婦人服専門のお店だったが現在はウィメンズ、メンズ、キッズとその幅を広げ、最新の流行を取り入れながら低価格に抑え、短いサイクルでの生産、販売というファストファッションの一翼を担う企業のひとつとなった。 「H&M」は自社ブランドのコンセプトの説明に「ハイファッション（最先端のモード）」という言葉を明記しており、その言葉の通りハイファッションを提供している。その象徴が毎年話題を呼ぶトップデザイナーとのコラボレーション。2004年にはシャネルのデザインを任されているカール・ラガーフェルドと組み、コラボ商品「カール・ラガーフェルド・フォー・H&M」を発表した。その後もブランド率いる各有名デザイナーとのコラボや人気歌手マドンナも「H&M」でデザイナー・デビューするなど常に話題を振りまいている。 レギュラー商品も洗礼されたデザインで人気を誇っており、個々のスタイルを重んじ実用性やモード感にもこだわるニューヨーカーの心までも掴んだという事実。オープンから数年でマンハッタンで「H&M」の買い物袋を見かけない日はなくなった。デザインと価格の絶妙な折り合い、店頭には一週間もしないうちに 新商品が並びぶなどの手法がリピーターを頻繁に呼び込む効果を生むなどまさにファストファッションの先駆け的な存在でもある。 勿論ラスベガスにも軒を構えている「H&M」だが、旅行者の方にアクセスが良く人気があるのはストリップに面した3店舗。特に世界中に2000以上もの店舗を展開するH&Mの中でもっとも広い敷地面積を誇るForum Shops at Caesars/フォーラム・ショップス・アット・シーザース店、ラスベガスストリップ中央ベラージオ・ホテル向いに位置するMiracle Mile Shops/ミラクル・マイル・ショップス店の2つはどのホテルからも徒歩で行けるので旅行者の方にも人気のスポット。 3店舗目はストリップ中心部から南に3，4キロほど行った所にあるTown Square Las Vegas/タウンスクエアー・ラスベガス店。こちらは野外型なので夏の暑い時期にはやや堪えるが、人気のWhole Foods/ホール・フーズなども入っており旅行者の方に人気の可愛いエコバックやオーガニックのリップクリームなどお手頃な商品もあるのでレンタカーやバス、タクシーを利用される方にはお勧め。