エンターテイメントの街としての地位を不動のものにしているラスベガス。シルクドゥソレイユや超有名アーティストなどが連日連夜パフォーマンスを行い、ラスベガスだけでも100を超えるショーが毎日開催されているといわれている。そんなラスベガスにあって誰でも気軽に楽しむ事の出来る無料のショーが言わずと知れたSirens of T.I/サイレンス・オブ・トレジャーアイランドであった。
”ラスベガスのカジノ王”の称号を欲しいままにし、ベラージオやミラージュそして自らの名を冠した5つ星ホテルWynn/ウィンに至るまで数々のホテルを建設し現在のラスベガスを作り上げたスティーブ・ウィン。そんな彼が1993年のトレジャーアイランド(現T.I)開業時に集客の目玉として用意した無料のショーは瞬く間にラスベガスを代表するショーの一つに数えられるようになり、それから20年間多くの人々を魅了し続けてきた。
ギャンブルのイメージが強かったラスベガスにあって家族で楽しめるアトラクションとして子供から大人にまで人気を誇っていたサイレンス・オブ・トレジャーアイランドだが、ホテルのリニューアルに伴い姿を消すことになった。2013年の初めよりT.Iではショッピングモールの建設が進められており、当初は工事が終了するまでの一時的処置としてあくまでも”休止”とされていた。しかし、2014年に入りT.Iの方向性が変わり、”休止”から”終了”へと一転した。
ラスベガスでも最も人気のある無料のショーとして20年もの長きに渡り人々を楽しませてきたショーが終了する事に対して不満の声も大きく、また2013年にはRio/リオで開催されていた無料のショーShow in The Sky/ショー・イン・ザ・スカイも終了しており、少しずつラスベガスも新しい方向へ向かっているのかもしれない。
ショー名 | Sirens of T.I サイレンス・オブ・T.I |
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ホテル | T.I トレジャーアイランド |
終了日 | 2013年12月 |
ショーの詳細 | http://ptsjapan.com/las-vegas-info/lasvegas-watch/free-show-lasvegas/408-sirens-of-ti.html |