アンテロープキャニオン

長年お手頃な料金帯と好立地から多くの人に親しまれてきたインペリアル・パレスが改装、リニューアルし名前もThe Quad/ザ・クアッドと一新。外装のリニューアルは勿論の事、内装にも手を加えイメージも今までの和風ベースから赤と白を基調にしたモデルへフルチェンジ。

　 　ラスベガスストリップから車で30分ほどの距離にあるヘンダーソン市に本社を構えるZappos/ザッポス。顧客の満足度を何よりも第一に考える”軌跡の企業"とも言われ、米国の経済誌フォーチュンの名物企画「最も働きたい会社ベスト100」では常に上位にランクインするなど、社員にとっても顧客にとっても満足度が高く、またその自由な社風が世界中からも注目を浴びる異色の企業がなんとその社内を一般にも公開し、外部企業の重役であれ誰であれ見学する事が許されている。

　そもそもザッポスとは1999年に現在のCEOでもあるトニー・シェイら複数の企業家によって創業した靴のインターネット販売業社であり、現在はオンラインショッピング最大手のアマゾンの子会社として靴以外のアパレルも取り扱っているIT企業。では、アマゾンやその他のオンラインショッピングとは何が大きく違うのか? それは、何といってもそのカスタマーサービス第一主義。2009年にアマゾンの子会社となったザッポスだが、実はザッポスを恐れたアマゾンが破格の条件で傘下に収めたとも言われるほどその快進撃はアマゾンにとっても脅威の存在であり、事実アマゾンの子会社となった後もザッポス経営陣は一切変わることなく、ザッポスの条件をアマゾンが飲む形での買収劇となった。

　IT企業によくある”自由な社風”は勿論の事、規則に厳しい日本人からすると「マジかよ・・・」と、信じがたい光景をザッポスでは目の当たりにする。制服などの規制が無いことは勿論のこと、社員はみなそれぞれ思い通りの格好で出社し、社員一人一人に用意されているデスクはまるでハロウィーンの時のようにデコレーションされ、それぞれ個性豊かなカスタマイズが施されている。社内で歌を歌っている人もいれば、雑談しながらお菓子を食べている人もいるし、スケボーに乗って廊下を移動している社員もいたり・・・これが会社である事は言われなければ分からないほど、”自由”な光景が広がっている。

　しかし、このザッポス流の”自由”には”社員の満足”＝”顧客の満足”という考え方が根底にあり、24時間、365日閉まる事のないカスタマーサービスにも通じるものがある。ザッポスでは電話やチャットでのカスタマーサービスにマニュアルが一切存在せず、商品を売ることが目的ではなく、顧客に幸せを届けることを第一の目的としている。例えば、もしザッポスのサイト上で欲しい靴が売り切れてしまったり、見つからない様な場合には、ザッポス社員が自ら他のサイトを調べ顧客のニーズに応えるよう教育されている。または靴や商品に関係ないことでも顧客の質問などに対応するようにも教育されており、過去には9時間以上も電話での対応を行った社員もいたり、商品に関する質問は最初の5分、その後は40分テレビゲームに関する雑談をし顧客のニーズに徹底的に応えた、など商品を売ることよりも顧客に満足を届ける為に時間を使う事も珍しくないようだ。

　勿論、最先端のIT技術が導入されておりカスタマーサービスを行った担当者の対応や、その後の顧客の満足度を基に社員ひとりひとりが正当に評価されるシステムがあってこそ成り立っているビジネスモデルでもある事は間違いない。

　ザッポスではそんな社内を一日数回に渡り、見学ツアーとして公開しており一日で凡そ30名以上が足を運ぶ名物にもなっている。しかも、見学ツアーは完全無料とあって、アメリカ国内に留まらず世界中から見学客が訪れる盛況ぶり。ツアー参加者が胸に貼る名前のシールが社内入り口には”名前シールボール”として置かれており、世界一大きな”名前シールボール”をギネスに認めさせる日もそう遠くはなさそうだ。このザッポスの社風には賛否両論あるが、結果として1500人以上もの社員が楽しく働き、円換算にして年間1000億円以上もの利益を上げる企業へと成長した事実を見れば”奇跡の企業”という言葉も自然と頭に浮かんでくる。

　 　 　

　2011年からラスベガスにて毎年開催されているElectric Daisy Carnival/エレクトリック・デイジー・カーニバルも今年で3年目を迎える。2011年、2012年と毎年その規模が大きくなり、昨年は3日間で25万人以上を動員し経済効果150億円とも言われるラスベガスにふさわしいまさにモンスター級の音楽イベント。

　エレクトリック・デイジー・カーニバルとはそもそも1997年にLAにてスタートしたエレクトロニック、ダンス音楽の祭典であり全米はもちろんのことヨーロッパや世界各国から参加者がラスベガスに集う、今では世界最大規模のイベントへと成長した。これだけ多くの参加者を一同に収容できる施設は流石のラスベガスストリップにも存在しないため、ストリップから凡そ10マイル(16キロ)離れたレーストラック、Las Vegas Motor Speedway/ラスベガス・モーター・スピードウェイにて開催される。ストリップからは有料のシャトルも出ており、往復が自由に出来るシャトルパスは$75よりオンラインにて販売されている。

　今年は総勢100名以上ものDJの出演が既に決定しており、Aflojack, Calvin Harris, Justin Martin, La Roux, Tiesto, Kaskade, Steve Angelloといったラスベガスでもおなじみの人気DJも登場予定。

　 　 　

　マイアミ出身のPitbull/ピットブルはキューバ人の血を引くラテン系のラッパーとしてレゲトンやヒップホップの楽曲を中心に人気を博し、ジェニファー・ロペスやクリスティーナ・アギレラなどの超有名アーティストのコラボレーションも多いノリに乗っているメロディーメーカー。そしてそんなPitbullとライブを行うのはその奇抜なファッションとストレートな言動が特に若い女性を中心に支持を集める、Ke$ha/ケシャ。2012年にリリースしたアルバムからのシングルカット「Die Young」は異例のロングヒットを記録し、依然と注目を浴びている彼女。

　そんな2人のビッグアーティストによるコラボレーションライブはラスベガスでも珍しく、夏休みを目前に控えいよいよラスベガスに夏を告げる一大イベント。開催されるのはMGMグランドと並んで、巨大なイベントホールを有するマンダレイベイ。

　ピットブルとKe$haという今最もホットな2人が共同で行う、異例のコンサートはまさに今年の夏のスタートにもってこい。

　

言わずと知れたロック界の超大物The Rolling Stones/ローリング･ストーンズが結成50周年を記念して行うワールドツアー公演の一環としてラスベガスでの開催も決定した。1962年の結成以来、「サティスファクション」や「悪魔を憐れむ歌」など数々の名曲を世に送り出し、今では伝説的なバンドとして世界中にファンを有するモンスターバンド The Rolling Stones。1962年の結成から2012年で丁度50年が経った彼らの記念すべきワールドツアー公演。 ロック創世記の60年代から現在に至るまで半世紀に渡ってロックを伝承し、エアロスミスやオアシスなどローリング･ストーンズを崇拝するアーティストは数知れない。ボーカリストのミック･ジャガーも今年の7月で70歳を迎えるなど、バンドの平均年齢は69歳という驚異のベテランだが未だに衰えを知らないパフォーマンスは圧巻の一言。 ロック界の生きる伝説、ローリング･ストーンズの50周年記念公演は5月11の一夜限り！今後ラスベガスでローリングストーンズを観られる機会もそう多くはないかもしれない。

　アメリカのロサンゼルスはビバリーヒルズにて1938年に創業した老舗プライムリブの専門店Lawry's Prime Rib/ロウリーズ・プライムリブ。現在も創業当時の店舗ば同じビバリーヒルズにあり、創業者の一人であるウォルター・ヴァン・ケンプの一族によって経営されているアメリカの伝統的な高級レストランの一つ。

　そもそもプライムリブとは上質な牛肉に特製スパイスを塗り、じっくりと時間をかけて焼き上げたアメリカンスタイルのローストビーフの事を言い、ロウリーズでは今も尚「シルバー」と呼ばれる特性カートでお肉をお客様の前まで運び、それぞれ好みのサイズと焼き加減で提供してくれるサービスも人気。その他にもロウリーズの定番メニューにもなっている、スピニング・ボウル・サラダはその名の通りお客様の前でボウルをスピンしながら特製のドレッシングと合わせ、お皿に盛り付けてくれるパフォーマンスも見ていて楽しい創業当時から伝統のひとつ。

　近年はアメリカだけでなく東京や大阪にも出店し、その洗礼された伝統的なテイストと上質なサービスが日本人からも好評を博しリピーターも多い人気店として知名度も急上昇中。

　ラスベガスの店舗でも他の店舗と同じように、丁寧に調理された牛肉を「シルバー」でお客の前まで運び取り分けてくれるサービスは勿論、最大170名まで収容可能な大広間では団体の予約も受け付けているので宴会や大きなお祝い事にはとても便利。ストリップから離れた所にあるものの、タクシーでは凡そ10分程度と移動も苦にならず、折角アメリカに着たのであれば是非一度は試してみたい人気のお店。

　夕食時は混雑が予想されるので、事前の予約は必須。店内は高級感のある内装で統一されているので、厳しいドレスコードがあるわけではないが出来れば少しお洒落をして行くのがベター。

※お肉が苦手な方はお魚料理への変更も可。
　 　

東京タワーが完成した1958年は多くのスターが生まれた年でもあり、マドンナ、マイケル･ジャクソンそしてプリンス。ギタリスト、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、そして俳優としても活躍し50歳を越えた今でも精力的に活躍しているプリンス待望のラスベガスライブが決定。 ロックやファンク、ソウル、ブルースとあらゆるジャンルの音楽を独自に融合し織り成すプリンスの楽曲はデビューとともに注目を浴び、1980年代には一躍スターダムに上り詰めた。一日に数曲を書き上げるとも言われるほど彼の頭には常に新しい楽曲のイメージ湧きあがり、そんなプリンスの信仰者はいまも多い。 今回は2日間に渡って2回の公演を行うハードなスケジュール。久しぶりのラスベガス公演ということもあり、チケットは売り切れ状態で安いチケットは既に完売。

　アメリカのロサンゼルスはビバリーヒルズにて1938年に創業した老舗プライムリブの専門店Lawry's Prime Rib/ロウリーズ・プライムリブ。現在も創業当時の店舗ば同じビバリーヒルズにあり、創業者の一人であるウォルター・ヴァン・ケンプの一族によって経営されているアメリカの伝統的な高級レストランの一つ。

　そもそもプライムリブとは上質な牛肉に特製スパイスを塗り、じっくりと時間をかけて焼き上げたアメリカンスタイルのローストビーフの事を言い、ロウリーズでは今も尚「シルバー」と呼ばれる特性カートでお肉をお客様の前まで運び、それぞれ好みのサイズと焼き加減で提供してくれるサービスも人気。その他にもロウリーズの定番メニューにもなっている、スピニング・ボウル・サラダはその名の通りお客様の前でボウルをスピンしながら特製のドレッシングと合わせ、お皿に盛り付けてくれるパフォーマンスも見ていて楽しい創業当時から伝統のひとつ。

　近年はアメリカだけでなく東京や大阪にも出店し、その洗礼された伝統的なテイストと上質なサービスが日本人からも好評を博しリピーターも多い人気店として知名度も急上昇中。

　ラスベガスの店舗でも他の店舗と同じように、丁寧に調理された牛肉を「シルバー」でお客の前まで運び取り分けてくれるサービスは勿論、最大170名まで収容可能な大広間では団体の予約も受け付けているので宴会や大きなお祝い事にはとても便利。ストリップから離れた所にあるものの、タクシーでは凡そ10分程度と移動も苦にならず、折角アメリカに着たのであれば是非一度は試してみたい人気のお店。

　夕食時は混雑が予想されるので、事前の予約は必須。店内は高級感のある内装で統一されているので、厳しいドレスコードがあるわけではないが出来れば少しお洒落をして行くのがベター。

※お肉が苦手な方はお魚料理への変更も可。
　 　

　現役最高の3つ星シェフとも呼ばれ、60歳を過ぎた今でも現役に拘りその独創的な料理で数多くの人を魅了し続けるフレンチの巨匠、Pierre Gagnaire/ピエール・ガニエール。若い頃よりその才能は輝きを放ち、若干27歳でミシュランの1つ星を獲得すると、その後2つ星、そして3つ星を獲得しその名は瞬く間にフランス全土へと広がった。今では世界中にファンを持つ有名シェフとしての名誉を欲しいままにする天才料理人。近年は日本にも出店し、高級フレンチの代名詞としてジョエル･ロブションと人気を二分している。

　そんなピエール・ガニエールがアメリカ初進出となる1号店をラスベガスのマンダリン･オリエンタルに出店したのは2009年。マンダリン･オリエンタル23階のラスベガスストリップが一望出来る絶好のロケーションと洗礼されたサービス、そして何よりもピエール･ガニエールの精神を受け継ぎ個性豊かな独創性がフレンチの伝統と融合し、全く新しいピエール･ガニエールの世界を紡ぎだしている。

　2012年5月よりこちらツイスト・バイ・ピエール・ガニエールのヘッドシェフを勤めるのはなんと日本人。ラスベガスに来る以前より凡そ8年間に渡ってピエール･ガニエールに師事し、その実力が認められ2012年からはヘッドシェフの重役を任せられている。また川崎シェフは若干34歳(2013年現在)ながらその経歴は異彩をはなっており、生きる伝説とも言われる名シェフ　ポール･ボキューズの元でそのキャリアをスタートしてから、その後数年をジョエル・ロブション、そしてピエール･ガニエールとまさにフレンチの巨匠の下で技に磨きをかけた本格派。

　伝統的なフレンチの中にも遊び心、新しい閃きを随所に散りばめたピエール･ガニエールの料理、そしてそこに日本人としての誇りを胸に海外の地ラスベガスでフランス料理を振舞う一流シェフの心意気がなんとも心に染みる一流店。夕暮れ時には刻一刻と表情を変えるラスベガスストリップの絶景を一望しながら、見た目にも美しいフランス料理の数々を種類豊富なワインと一緒に堪能できる、ラスベガスでも他に類を見ない贅沢な一店。

　結婚記念日や誕生日などのお祝い事の際には是非お薦めのお店。手軽に一流フレンチを堪能したい方には2コースからなるプレシアターコースが120ドルから用意されており、フルコースでも205ドルからと高級フレンチのお店にしてはお財布に優しく、3コース、4コースなども選べる為、予算に合わせた食事が出来るのも嬉しい限り。

　また英語が苦手な方にはシェフの川崎氏が自ら注文のお手伝いをしてくれる事もあるので、その日のシェフのお薦めを聞きながら料理を堪能できるのもまた嬉しい。